映画・テレビ

2006年1月31日 (火曜日)

男たちの大和

先週の土曜日、本当に久しぶりで映画館に行って来ました。
是非みたい映画がかかっていたのですが、日ごろの激務と家庭サービスでままならず、やっと自由時間を頂いて一人で出かけたんです。その一遍の映画について個人的な感想ですが書いてみたいと思います。

題名は「男たちの大和」。この作品を知ったきっかけは、辺見じゅん氏の作品「戦艦大和発見」をたまたま本屋で見つけて、軽い気持ちで「新幹線の中で読んでみるか・・・」と、手に取ったのがきっかけです。
本の帯に「『男たちの大和』公開」の文字。中を開いて読んでゆくと、作者の大和とかかわった経緯から、仔細のわたって大和のことが書かれています。思わず読みきって、その前作になる「男たちの大和」を読んでみたくなりました。
「男たちの大和」を後日書店で入手して、読み出したのですが、ただの戦記ものや、歴史ものではありません。その時代に生きた、人々の思いの塊のような作品でした。「よくぞここまで調べた」いや、実際に話を聞いて調べたというのが感想です。二度と戦争の悲劇と愚行を繰り返さないためにもぜひすすめたい逸品です。一庶民である個々の人間が、戦争一色に塗りつぶされた国で、なにを想い、どう行動したかを考えさせられる作品でした。
(姉妹作の「女たちの大和」も、銃後に残された女たちの想いが悲しいほど伝わってくる作品です)

さて、映画ですが、正直言って心配してました。「この作品の何を伝えるのか?」、「なにを映像化するのか?」「ただの戦争映画になってしまっていないだろうか?」
実際の感想は、作者の想いをうまく昇華させて、ほんとうにいい映画に仕上がっていたと思いました。初めから最後まで感動させてくれました。登場人物の言葉ひとつひとつに、「生きる」ことの意味、大切さが込められています。国のために死んでゆくことを賛美された時代、本音の庶民の想い、悲しさが飛び込んできて涙が止まりませんでいた。原作を前に読んでいたことが影響したんでしょうが、こんな映画は初めてでしたね。

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